ID 7051
登録日 2008年 4月 6日
タイトル
野生のクマ、山へ帰そう 山梨市猟友会が植林、餌と安全を同時に確
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20080406ddlk19040029000c.html
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元urltop:
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写真:
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山梨市猟友会は5日、市内の県有林で、クリの木500本の植林を行った。材木用カラマツなどの植林で破壊された山の生態系を取り戻し、クマなどの野生動物が人里に下りてこないようにするのが目的。同
猟友会によると、猟友会によるクリの木の植樹は全国初の試みという。今後は、行政や他地区の猟友会にも協力を呼びかけ、生態系を守る植林活動を全国に広げていきたい考えだ。【中西啓介】
市内の山林では、材木用などに松や杉が植林され、動物の餌となるクリやドングリの木が20年ほど前から激減。木の実が不作だった06年には、民家近くでクマの目撃情報が相次いだ。参加者の一人は「材木用の植林
ばかりした行政の間違いが動物の生活環境を奪った」と指摘する。
この日は会員の約半数にあたる54人がボランティアで参加。午前8時半ごろから、同市牧丘町北原の乙女高原近くの県有林で作業を始めた。
植林場所は近くの琴川ダム建設時に、残土捨て場として利用された裸地で、雑草が生い茂る日当たりの良い斜面。植林した木は、大粒の実がなる栽培用品種のクリで、2年前から、同猟友会の水上実会長(75)が自宅
近くの畑で育ててきた。
会員たちはカマやシャベルを使って、木と木の間隔を一定に保つよう気を付けながら、下草を刈り、穴を掘った。高さ約1メートル、太さ約1センチの苗木を埋めていき、30分ほどの作業に汗を流した。
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