ID 7030
登録日 2008年 4月 4日
タイトル
ばんだの桜、酔いしれ春 「車座」「おにぎり」「名木」ヨシノ染め
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20080404ddlk30040649000c.html
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元urltop:
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写真:
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桜が満開だ。私たちは毎年、この花を見て心躍らせ、時に酔いしれては春を喜ぶ。各地の桜を点描した。
和歌山市の和歌山城内には、ソメイヨシノを中心に約600本。夜桜見物用のちょうちんが、お花見ムードを盛り上げる。家族3人で訪れた同市の藤井郁己ちゃん(5)は「大好きな桜がいっぱい」と、うれしそうにおにぎりを
ほおばっていた。
安珍清姫物語の舞台で知られる日高川町鐘巻の道成寺境内でも、ソメイヨシノやエドヒガンなど約30本が満開だ。訪れた観光客らは本堂や桜を背景に記念撮影し、「きれいだね」と話しながら桜を楽しんでいる。
白浜町の平草原公園で2000本のソメイヨシノが盛り。弁当持参の花見客が、花の下で車座を作っている。広さ14・5ヘクタールの園内には、上り下りのある散策道や芝生広場があり、桜は道路沿いや斜面に植えられて
いる。
熊野那智大社(那智勝浦町那智山)の県指定天然記念物「枝垂(しだ)れ桜」も満開となった。熊野詣でをした後白河法皇が植えたとされ、室町時代に描かれた「那智参詣曼荼羅(まんだら)」に登場する名木。朱塗りの社
殿と鮮やかなコントラストをみせる。内庭にあり、普段は非公開だが、開花中は特別に公開する。問い合わせは同大社(0735・55・0321)。【
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