ID 598
登録日 2006年 3月21日
タイトル
4世紀後半、最古級須恵器 定説より20-40年古く
.
新聞名
北海道新聞
.
元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060322&j=0031&k=200603223604
.
元urltop:
.
写真:
.
京都府宇治市の宇治市街遺跡で、4世紀後半に作られた最古級の須恵器が確認され、同市歴史資料館が22日発表した。須恵器は古墳などの年代を決める物差しの一つ。生産開始を5世紀前半とする定説よ
り20-40年古く、渡来人が須恵器や馬、鉄をもたらした古墳時代中期の幕開けも早まることになる。同資料館は「年代区分の見直しを迫る重要な成果」と話している。
卑弥呼の墓説もある箸墓古墳(奈良県桜井市)や各地の天皇陵など3-5世紀の古墳の被葬者論争や古代の年代観にも影響を与えそうだ。
マンション建設に伴い同資料館が2004年に調査。須恵器はつぼ形など約20点で、古墳時代の溝跡(長さ12メートル以上、幅3メートル、深さ0・5メートル)の底から木片約70点、朝鮮半島南部のものとよく似た韓式土
器約70点などと出土した。
..