ID 6843
登録日 2008年 3月24日
タイトル
桜並木の危機 映像で伝えよう 就実高放送文化部が番組制作
.
新聞名
山陽新聞
.
元URL.
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2008/03/24/2008032408312297003.html
.
元urltop:
-リンク切れ-
.
写真:
.
就実高(岡山市弓之町)の放送文化部が、同市・後楽園東側の旭川左岸にある桜並木をテーマにした映像番組作りを進めている。衰えが目立つ樹勢回復のため今年から始まった外科治療や、並木の歴史な
どを住民らに取材。「桜のために自分たちに何ができるかを考えたい」としている。
番組作りは、部員らが昨年11月、別の取材で訪れた岡山商工会議所で桜並木の現状を聞いたのがきっかけ。開花時期には毎年多くの人が詰め掛ける県内随一の花見どころだが、1957年の植樹から50年以上がたち
、枯死や幹の空洞化が目立ち始めていることを知った。
「ショックだった。みんなに愛されている桜の危機を伝えなければと思った」と部員の1年奥山薫さん(16)。
1月から本格的にスタートさせ、手始めに図書館やインターネットで情報を収集。同会議所などが中心となった「旭川さくらみちの桜を守る会」による治療の開始式や作業の様子を取材、近隣住民の桜への思いもインタ
ビューした。
今月15日には、当時の三木知事に植樹を提案したという福永亮さん(故人)の妻康子さん(81)=同市浜=を部員3人が訪問。カメラを回しながら「植樹した当時の苦労は」「今回の治療をどう感じるか」などを熱心に
聞き取った。康子さんは「若い世代が関心を持ってくれて幸せ。完成が楽しみ」と期待を寄せる。
..