ID　6791

登録日　2008年 3月20日

タイトル

「足羽」の桜咲け　撤去木　美山に移植

新聞名

福井新聞

元URL.

http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news3/article.php?storyid=423

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写真:

　

足羽川の堤防強化工事に伴い撤去された桜の移植を祝う記念式典が１９日、福井市獺ケ口町で行われた。同市美山地区住民ら約８０人が出席。福井豪雨記念モニュメントの隣に植えられたソメイヨシノ２本が、 新たな”美山のシンボル”となるよう成長を願った。
　堤防強化工事は、２００４年の福井豪雨に伴う河川激甚災害対策特別緊急（激特）事業の一環として行われており、豪雨を契機に撤去された桜が、豪雨で甚大な被害を受けた同地区で育つことで末永く災害を忘れないよ うにと、今年１月に移植された。足羽川のすぐそば、激流でなぎ倒された橋脚を基にした記念モニュメントの西隣にある。
　式典を主催した同地区自治会連合会の高嶋吉一会長が「豪雨から今年で４年。確実に復旧してきているこの地区で桜を末永く守り、育てていきたい」とあいさつ。東村新一市長らとともに、移植の経緯が書かれた看板を 除幕した。みやま保育園の園児３３人は桜の前で童謡「春の歌」を合唱し、花を添えた。
　関連イベントとして美山公民館では４月２０日まで、福井豪雨時の同地区の写真や激特事業の概要などを紹介するパネル展が開かれている。