ID 6699
登録日 2008年 3月12日
タイトル
スギの無花粉品種を開発 茨城の材木育種センター
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新聞名
MSN産経ニュース
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/080312/ibr0803120314000-n1.htm
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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スギやヒノキによる花粉症対策に向けた品種開発などを進めている独立行政法人「林木育種センター」(茨城県日立市十王町)は、新たに無花粉スギ1品種の開発に成功した。同センターではこれまでにも「
爽春(そうしゅん)」を開発しており、無花粉スギとしては2例目の開発となる。
無花粉スギは、通常のスギと同じように雄花をつけるが、雄花が正常に成熟する過程で花粉が“正常”に発達せずに花粉が生産されない特徴を持つ。同センターではスギの遺伝子組み換え技術を導入し、安定的に新
品種開発ができるようになったという。
同センターでは全国の都府県とも協力して開発を進めているが、今年度も少花粉スギ10品種と、少花粉ヒノキ39品種も開発。それぞれ131品種、55品種となったが、こうしたスギやヒノキが全国的に大量に植樹され
るのはまだまだ先になるという。
息の長い取り組みとなるが、同センターでは、各都府県が管理する苗木の生産に必要な種子を採取する樹木園などの造成・改良用の原種として配布していく考え。
同センターの担当者は「引き続き花粉症対策品種の開発を続けていきたい」と話している。
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