ID 578
登録日 2006年 3月18日
タイトル
琴弾公園の桜、枯死-新たに29本植樹
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新聞名
四国新聞
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元URL.
http://www.shikoku-np.co.jp/news/locality/200603/20060318000325.htm
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元urltop:
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写真:
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香川県観音寺市の県立琴弾公園内にある桜の木が、一昨年の台風16号による高潮の塩害で計四十二本も枯死していたことが分かった。県は十八日、比較的塩害に強く、寿命も長いオオシマザクラなど二十
九本を植樹。さらに四月には、ソメイヨシノの苗木五十本を植える予定で、「名所に恥じないような再生を図りたい」としている。
同公園の桜は一九九〇年、県内で唯一「日本さくら名所百選」に選ばれた花見スポット。ソメイヨシノを中心に約三百本の桜があり、銭形の砂絵が一望できる琴弾山の登り口付近のさくら広場に約二百本が集中している。
しかし、一昨年の台風で砂絵を含む一帯が水没。見ごたえのあった古木を中心に樹勢の衰える樹木が目立っていた。
県は今年二月中旬から、回復の見込みがない樹木を撤去。代わりに、ひと昔前まで同公園で見られたというシダレザクラ三本をはじめ、オオシマザクラ十八本、ヤマザクラ五本、カンヒザクラ三本を、さくら広場と駐車
場付近に植えることにした。
この日は、県が委託した造園業者の作業員六人が、約一メートルの穴に、高さ三・五―四メートルに成長した桜の木を入れ、土壌改良剤を混ぜ合わせた土をかぶせた。既にカンヒザクラは開花しており、すべて三月末に
は花を付けるという。
管理する県観光振興課は「桜の花を長く楽しめるように数種類を植樹した。将来的には、遠くからでも観光客が見に来てくれるような名木になってほしい」と順調な生育を期待している。
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