ID 6634
登録日 2008年 3月 7日
タイトル
まだまだ美しく咲かせて 老木に支柱立て保護-
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新聞名
毎日jp
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元URL.
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20080307ddlk25040600000c.html
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元urltop:
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写真:
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彦根城内の内堀沿いの桜並木で、城山公園事務所(彦根市)職員らが老木の枝を支える支柱立て作業を進めている。まだまだ美しい花を咲かせる老木を守ると共に、万一枯れかけた枝が落下しないように
するのが狙い。同事務所職員の桜への思い入れが伝わる作業だ。
城内の桜は1930年代に当時の彦根町民有志が「城内を桜の名所に」と提唱。住民から寄付を募るなどして苗を購入して植えたのが始まり。現在は城山や堀沿いにソメイヨシノを中心に約1200本の桜があり、湖東地
方の花見の名所となっている。
しかし老木が多くなり、近年は樹勢の衰えが目立ってきた。枯死したり枯れかけた枝を切るという話もあったが、長年にわたって美しい花を咲かせて市民を楽しませた老木だけに、枯死して落下する恐れのある危険な
枝以外は保護することにした。
作業は同事務所職員が、弱って垂れ下がった直径15センチ前後の枝に、長さ2・5~3メートル、直径15センチほどの丸太の支柱を設置している。老木4本に設置したが、あと2本も近く支柱を立てる。職員は「老木も
毎年きれいな花を見せてくれるので、大切に守りたい」と話していた。市観光課は「状況を見て他の老木も支柱で保護する」としている。【
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