ID 7588
登録日 2008年 5月13日
タイトル
無花粉ヒノキを栽培 飯南高のクラブ、花粉症調査も
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20080513/CK2008051302010733.html
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元urltop:
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写真:
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植物の栽培や調査に取り組む飯南高校(松阪市飯南町粥見)のクラブ活動「グリーンクラブ」が、本年度から校内で無花粉ヒノキの試験栽培を始めた。スギやヒノキの多い飯南地域の花粉症の調査も始める予
定で、年度末までに学習成果をまとめる。
グリーンクラブは校舎を囲む豊かな自然を生かした同校独自のクラブで、7年前に同校の内外で活動をスタート。校内の花壇の管理やシイタケの栽培、学校林の植生調査などを続けている。
無花粉ヒノキの栽培は、植物に関する先端技術に触れてもらおうと、顧問の坂谷良一教諭(52)が計画。県科学技術振興センターから花粉症研究用の無花粉ヒノキの挿し木50本を譲り受け、4月に校内で栽培を始めた
。
ヒノキは、部員たちが状態を観察しながら3年ほど育て、ある程度成長した後に学校林に移植する。坂谷教諭は「根付かせるのが非常に難しく、慎重に育てていきたい」と話している。
今夏からは周辺住民らを対象にアンケートを実施し、花粉症の症状や発症時期なども調査。地区別の偏りや植生とのかかわりなども調べていく。
自らも花粉症という新入部員の岡田夏実さん(1年)は「身近なテーマだけに興味深いので、継続して取り組みたい」と意欲を見せている。
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