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ID 543
登録日 2006年 3月15日
タイトル
岩国の「巨樹」を自費出版
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新聞名
中国新聞
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元URL.
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200603160024.html
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元urltop:
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写真:
 
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岩国市錦見の元高校教諭前島高雄さん(64)が、市内の巨木や珍しい木を集めた本「岩国の巨樹と稀木(きぼく)」を自費出版した。七年間、市内全域を探して見つけた九十八本を紹介。「身近な自然への関心 を持ってもらえれば」と期待している。(今井健太)  A5判で二百二十六ページ。樹木の名前や特徴、カラー写真に、高さや幹回りなどのデータ、地図を添え、一本ずつ見開きで紹介している。
 錦川が今津川と門前川に分岐するデルタに並ぶ、高さ三十メートルのクスノキ群、通津・大歳神社のイヌマキなど、県の天然記念物に指定されている巨樹。錦帯橋近くの城山に自生するキミノタマミズキ、フシノハアワブ キなどの希少種。室の木・桜地蔵近くのシイモチ、美和町境にある持ケ峠(たお)のカゴノキ、国木田独歩の小説に登場する錦見のスギなど、あまり知られていない木も掲載している。
 一九九九年、熊毛北高(周南市)に赴任していた時の同僚、清水秀登さん(68)=同市呼坂=のアドバイスで、本づくりを手がけた。前島さんは日本史、清水さんは化学が専門だが、ともに自然が好きで、西中国山地や九 州の山を歩いた仲だった。
 「岩国には多様な樹種が存在する。まとめた資料も少なく、ライフワークとして取り組める」。九十八本のうち、三十八本は文献などを参考に選んだ。六十本は、市北西部の山あいから柱島諸島まで、二人で探し歩いて 見つけた。
 前島さんは樹木をカメラに収め、地元の人から聞いた木のエピソードを中心に原稿を書いた。「巨樹のほとんどが、人の手によって守られている」と前島さん。「身近な巨樹や珍しい木の保存を通して、地域への愛着も 深まる。これからも貴重な樹木を大切にしたい」と話している。一冊三千円。前島さんTel0827(43)0652。
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このページの公開日は1999年11月11日。最新更新日はです。

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