ID 6363
登録日 2008年 2月15日
タイトル
本宮小6年生が間伐作業を体験 卒業制作の材料に
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新聞名
紀伊民報
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元URL.
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=140668
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元urltop:
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写真:
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田辺市本宮町の本宮小学校は14日、町内の民有林で林業体験学習を行った。卒業制作で取り組むベンチの材料に活用しようと、6年生21人が1時間ほどかけて、スギの間伐作業に励んだ。
総合的な学習の時間を利用した林業体験学習は、地元の産業である林業について理解を深めることが狙い。
本宮小は昨年度から卒業記念として、校庭に置く木製ベンチを町内の間伐材を提供してもらって制作している。本年度は山林所有者の呼び掛けで木材の切り出しから取り組むことになった。
この日は、町内の林業経験者らでつくる「本宮町林業研究会」が指導を担当し、熊野古道「発心門王子」に近い植林地で作業をした。軍手とヘルメットを身に着けた児童は、5班に分かれて木材の切り出しに取り組んだ。
児童は、木の倒す方向に「受け口」と呼ばれる切り込みを入れてから、反対側からのこぎりを入れて切り倒す仕組みを習った後、のこぎりを使って25年生のスギ5本を切り出し、それぞれ長さ4メートルにそろえた。
スギが音を立てて倒れると、児童からは「すごい」「びっくりした」と歓声が上がった。熊谷友希君(12)は「間伐は4年生の時に一度、体験したことがあるが、受け口を作ったり水平に切ったりする作業が難しかった」と話
した。
切り出した木材は製材所で形を整えた後、3月初旬に学校でベンチとして児童が組み立てる。
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