ID 6349
登録日 2008年 2月16日
タイトル
ケヤキ、青葉通に別れ 移植作業スタート
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新聞名
河北新報
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元URL.
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/02/20080216t15039.htm
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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仙台市の地下鉄東西線建設に伴い、青葉通(青葉区)のケヤキを移植する工事が15日、「西公園駅工区」で始まった。市と住民団体などによる移植作業は3月下旬まで続けられ、計17本を東北大青葉山新キ
ャンパス(同区)や海岸公園(若林区)などに移植する。
この日は1本の運搬作業が行われ、市の委託業者が、ケヤキの根を保護するため荒縄で縛り、トレーラーに載せて約700メートル離れた西公園に運んだ。作業を見守った近所の女性(78)は「母親が戦後、青葉通の建
設現場でケヤキの植栽に携わったと聞いており、寂しい感じもします。移植先でどうか長生きしてほしい」と語った。
ケヤキは「西公園駅」と「一番町駅」の整備に伴い、44本が撤去される。市が7本を西公園に植え直し、住民団体「御譜代町まちづくり実行会」などが青葉山新キャンパスに9本、家電販売店主の親交団体「仙台北ナショ
ナル・パナソニック会」などのグループが海岸公園に1本を移植する。
1950年に初めて植えられた青葉通のケヤキの移植は、JR仙石線地下化工事(92年)に続き4度目。これまでに移植された計36本のうち9本が枯死したが、市建設局は「撤去対象すべてを移植したこれまでと違い、生
育のよいケヤキを選んでおり、根付く可能性は高い」としている。
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