瀬川代表(53)と妻の陽子さん(48)を案内役に、廻戸川と平行して走る林道を進んだ。林道沿いに生育するサワシバやアカシデ、ハルニレを観察。春を待つ冬芽の付き方や形、大きさなどから、樹木を見分ける方 法を学んだ。
ハーブの香りがするアブラチャンなど聞き慣れない樹木もあり参加者は興味を深めていた。林道を1キロほど進んだ「廻戸小屋」周囲は景観が開ける。雪を踏み固めた即席テーブルを作り昼食を囲んだ。午後はか んじきを履き、新雪の雪原を散策した。
錦秋湖に面した廻戸地区は複数の民家や田畑があった。春には一面にカタクリが咲く場所としても知られる。キツネや野ウサギ、リスの足跡も観察でき、豊かな自然環境が保たれている。
秋田県横手市から参加した公務員酒井浩さん(50)は「冬でも生きているバラエティーに富んだ木の芽の姿を確認することができた」と話し、瀬川陽子さんは「1月の雪は美しい造形を見せてくれる」と魅力を語る。< /P>
次回は2月17日に同町沢内大野の雪国文化研究所周辺で開かれる。雪の断面観察や雑木林を散策する。問い合わせ・申し込みは瀬川代表(0197・82・3601)へ
このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。