ID 6054
登録日 2008年 1月22日
タイトル
中央公園のネムノキ、日本一に
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新聞名
下野新聞
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元URL.
http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/php/s_news.php?f=k&d=20080122&n=13
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元urltop:
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写真:
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睦町の県中央公園内にあるネムノキが今月、環境省の任意団体「全国巨樹・巨木林の会」から「同種の中で全国最大の巨木」と認定され、データベースに掲載された。県内の樹木を広く調べる同会の金田亜喜
雄さん(65)=鶴田町=が報告した計測結果が、全国の巨樹情報と比較の上、公式に認められた。金田さんは「皆さんも、周囲の身近な巨樹を報告しては」と勧めている
一九八二年に昭和天皇在位五十年記念で造られた同公園は、敷地内に大きな池や広場があり、緑の質、量ともに極めて多彩。今回、金田さんが指摘したネムノキの巨木は「昭和大池」と「むつび池」を結ぶ水路沿いにあ
る
夜に葉が閉じる就眠運動などが特徴のネムノキは普通、あまり太く育たず、幹回り一メートル以上で同会が「巨樹」と認定する種の一つ。公園の樹木は幹回りが百四十八センチ、高さは大まかな推定で二十五メートルほ
どという
もともと中央公園の緑が巨樹研究のきっかけという金田さんは、数年前にこの樹木のサイズを計測していたが、昨年末、会に正式にデータを報告。今月十三日に認定された
全国に会員を持つ同会は一九九三年に発足。公式サイト内には環境省の過去の調査に基いた全国データベースを公開し、会員や一般の人からも常に最新情報を募集、更新している。計測方法については「幹回りは地
上から高さ百三十センチの部位を測定」などと統一している
公園のネムノキは、従来の記録より幹回りが二十二センチ大きい。高さも今までの記録を上回ったという。同公園内の「緑の相談所」で相談員を務める斎藤浩一さん(66)は「日本一となれば興味を持つ人も増えるのでは
」と喜ぶ
「夏の開花時も美しい」と、この木の魅力を話す金田さんは、同会会員であると同時に「とちぎ巨樹巨木の会」も組織し県内独自の活動も行う。とちぎ巨樹巨木の会への問い合わせは金田さん方電話028・648・1296
へ。
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