ID 5836
登録日 2007年 12月22日
タイトル
椿油づくりピーク 香ばしさ漂わせ作業
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新聞名
東海新報
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元URL.
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws3180
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元urltop:
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写真:
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陸前高田市気仙町の石川製油(石川秀一代表)で、椿油づくりがピークを迎えている。不作だった昨年と違い、今年は実が例年並みに収穫されており、工場内に香ばしさを漂わせている。作業は二月ごろまで
続く 搾油機械は、昭和三十年ごろの開業当時から使用。すでに半世紀以上経過しているが、いまだ現役。乾燥した実をすり鉢状の圧搾機に入れてすりつぶし、抽出した原油を加熱、ろ過すると琥珀色の椿油となる 天ぷらやけんちん汁などの食用をはじめ、髪につけたり、金物のさび止め、やけどの薬などと用途は広い。瓶詰めした「気仙椿」は、道の駅や観光施設などで販売(百四十グラム入り千四百円)されている 同製油では実一キロにつき三百円で搾油加工を請け負っているほか、実の買い取り(一キロ三百五十円程度)も行っている。例年、実は市内外から持ち込まれているが、今年は静岡県藤枝市の住民から初めて「お茶の
実を搾油してほしい」との依頼があった 石川さんは「気仙各地に咲き誇る椿が地域おこしにつながるよう、これからも油を搾っていきたい」と話している。問い合わせは石川製油(電話55・3534)へ。
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