ID 5760
登録日 2007年 12月14日
タイトル
この木は「なんて(ん)いうの?」
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新聞名
オーマイニュース
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元URL.
http://www.ohmynews.co.jp/news/20071213/18470
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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この季節、外を歩くと「赤い実」をつけた庭木や街路樹が、あちこちにあるのに気がつく。武蔵野市内を歩いていたら、鮮やかな赤い実をつけた木をみつけた。玄関先にご主人がいらしたので、木の名前をた
ずねると、これは“南天”というのだそうだ
武蔵野市でみかけた“南天”の木(撮影:工藤和江)
“南天”は「南天のどあめ」でよく知られるように、「実」は咳止めの薬になる。また「難(なん)を転(てん)ずる」というので、昔から縁起のよい木とされ、庭に植えたり、部屋に飾られたりする
これからクリスマスを迎えるが、飾り物としてよく使われる“ヒイラギ”の木も赤い実をつける。これは“シナヒイラギ”といってモチノ木科だ
同じヒイラギの木でも、葉のふちのトゲがするどく、「節分」の魔よけに使われるのはモクセイ科の“ヒイラギ”だ
正月にも「赤い実」をつける木を飾る。これは“センリョウ(千両)”といって、正月のころ枝の先端に赤い実をつけ、縁起物とされている。これによく似た“マンリョウ(万両)”は、葉が細く赤い実が葉の下につくので区別
できる
他にも「赤い実」をつける木はたくさんあって、「クロガネモチ(モチノキ科)」、「ハクサンボク(スイカズラ科)」、またバラ科では「コトネアスター」、「カマツカ」、「ビラカンサ」、「ナナカマド」などがある(『樹木の観察
図鑑2』偕成社、『身のまわりの木の図鑑』ポプラ社を参考)
冬になると、咲く花も少なくて、庭木もさびしげだが、濃い緑の葉に「赤い実」をつけているのを見ると、暖かそうな感じがしてうれしい。街の中や、裏道の樹木を見ていると確実に季節が移り変わって行くのがわかる。++
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