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ID 5697
登録日 2007年 12月 6日
タイトル
「紅葉と大名庭園のライトアップ」 六義園 / 紅葉
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新聞名
イザ
新聞名 専門家ブログ
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元URL.
http://homura-lsd.iza.ne.jp/blog/entry/416260/
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
 
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六義園は五代将軍・徳川綱吉の信任が厚かった川越藩主・柳沢吉保が元禄15年(1702)に築園した和歌の趣味を基調とする「回遊式築山泉水」の大名庭園庭園中央には優美な曲線を描く大池泉と蓬莱島があり、武蔵野を自然を思わせる景色、高さ35mにもなる築山「藤代峠」など、その広大な敷地に様々な表情を持っています ここ六義園は春は枝垂桜、秋には紅葉と、シーズンごとにライトアップされています。毎回それほど大きな照明手法の変化はありませんが、何度足を運んでも飽きることのない場所となっています 写真は妹山・背山 ここでの見所は、手前の近景(石組、松、雪吊り、紅葉)のライトアップ以外にも、奥の樹木も遠景としてライトアップされている点。近景のみに光を当てるのではなく、その奥にあるものにも光を与えることで空間に奥行 き感が生まれ、明暗のバランスの良い光景となっています また、樹木に対するライトアップも、一本の樹木に複数灯の照明器具を設置していることで、陰影のある光の表情が作り出されていました   左の写真は、今回の六義園のもの。そして右の写真は2007.4に浜離宮恩賜庭園の「桜・春の庭園灯り遊び」で照明デザイナーの近田玲子氏がデザインしたものです同じ「松」という樹木をライトアップするのでも、光の当て方や光の色によって、その表情が全く違うものとなるのがわかると思います 蓬莱島と吹上茶屋 手前に見える石が蓬莱島で、神仙思想による仙人が住む島を表現したアーチ型の石組ですこの蓬莱島も池の手前からしっかりとライトアップされていました。この蓬莱島は庭園の中での重要な要素ともなっているものなので、こうした部分がきちんとライトアップされているかどうかも、庭のライトアップを計画 する上では重要だと考えています 吹上茶屋の手前にもある雪吊りのライトアップ。この部分は昨年はライトアップされていませんでしたそもそも雪吊りというのは、北陸特有の湿気を多く含んだ重い雪から木々を守るためのものなので、ここ六義園においてはデザイン要素(景)として行われているのだと思います 雪吊りで有名な金沢の兼六園 ライトアップを計画する上では、足元の明るさの確保も必要となってきますここ六義園でも設置されていましたが、低い位置に置く行灯などの足元灯が一般的です しかし六義園では、上からのダウンライティングという手法も多く使われています樹木の高い位置(十数メートル位置のものもありましたが)に照明器具を設置し、上方から地面を照らします足元にぽつぽつとある足元灯よりも十分な明るさを確保できますが、配線や設置などはその分大変な作業となります 上から枝越しに光が落ちるので、地面にはその表情も映し出され、趣を感じる園路ともなっていました 終了まではまだ数日ありますので、時間があれば、みなさん足を運んでみて下さい
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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