ID 5453
登録日 2007年 11月22日
タイトル
「アンネの木」伐採に待った、住民反対で再検討
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071122i304.htm
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元urltop:
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写真:
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アンネの日記」で知られるユダヤ系ドイツ人アンネ・フランクがオランダ・アムステルダムの隠れ家で毎日見つめ続けたクリの木(推定樹齢150~170年)の伐採計画に待ったがかかった
木が衰弱し倒れる危険があるとして、21日に伐採を予定していたアムステルダム市当局に対し、周辺住民らの反対請求を受けた司法当局が土壇場で、保存の可否について再検討を命じたためだ
高さ約22メートルの木は、第2次大戦中、ナチスの迫害を逃れ、アンネが家族とともに約2年間住んだ隠れ家の裏庭にあり、アンネが屋根裏の小さな窓からのぞくことができた唯一の景色がこの木の枝だった
自由を願うアンネの思いを象徴する存在だったが、市当局の調査で、立ち枯れ状態となっていることが判明。強風などで幹が折れた場合、現在は博物館として使われているアンネの家に倒れかかり、来訪者にも危険
が及ぶとして、昨年11月、伐採されることが決まっていた
しかし、伐採予定日前日の20日夜、アムステルダムの地区判事が、木の保存を訴える周辺住民らの差し止め請求を認め、間一髪のところで伐採は延期された。判事は市当局に対し、樹木の専門家を交えて保存が可能
かどうか再検討し、10週間以内に改めて結論を出すよう命じた。
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