ID 5428
登録日 2007年 11月19日
タイトル
長者山新羅神社の古木治療/八戸
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新聞名
東奥日報
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元URL.
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2007/20071119144644.asp
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元urltop:
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写真:
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八戸市長者地区のシンボルとして地域住民に親しまれている長者山新羅神社の古木・エドヒガンザクラ。近年、衰弱が激しいことから、県内の樹木医やボランティアが十八日、土壌改良の治療を施した。関係
者は「長生きの木なので環境を改善すれば大丈夫」と樹勢回復を願った
このエドヒガンは推定樹齢百四十年、樹高十六メートル、幹回り四・四メートルと県内最大。同神社境内は、初春のえんぶり奉納の舞台や、八戸童話会が主催し八十年以上続く夏休み恒例の「森のおとぎ会」の会場として
住民の心のよりどころとなっており、「おとぎの桜」の愛称で親しまれている
ところが近年は「花咲きが悪くなった」(柳川浩志宮司)として、地元の町内会が市に診断を要請。市に委託された県樹木医会三八支部の工藤義治さんらが調べたところ、伝統行事の影響で土が踏み固められたり、砂利が
敷き詰められて酸欠状態となり、根が弱っていることが分かった
この日は、県緑サポーターの会(釜淵一知会長)、巨樹古木の守り手チーム県南の会(山谷隆夫会長)の会員約二十人が幹の周囲の土を掘り返し、堆肥(たいひ)や土壌改良材を埋め戻す作業に当たった。樹木医の釜淵
会長は「エドヒガンは寿命四百年以上の木。栄養を取れば樹勢は戻る。古木は、目に見える形で後世に残せる歴史あるものなので、ぜひ回復してほしい」と願った。
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