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ている
新聞名
農林水産技術会議
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元URL.
http://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/kouho/Press-release/2007/flead20071023.html
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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森林総合研究所では、大気中に浮遊する有害な環境汚染物質である鉛を森林が捕捉して外部への流出を防ぎ、環境浄化に役立っていることを明らかにしました。
重金属である鉛は様々な人間の活動により大気中に排出されていますが、人間や動植物に有害な物質であるため、その挙動が注目されていました。今回、関東地方のスギ林の樹木と土壌中の鉛を観測したところ、
大気中の鉛は降雨により森林に降り注いだ後、樹木および土壌の表層にのみにとどまっていることを明らかにしました。これは、森林の土壌が鉛を直接捕捉しているのに加え、樹木の根から吸収された場合には葉や枝
に蓄積し、落葉等によって鉛が再び土壌表面へ戻る経路を繰り返すことで、森林からの鉛の流出を防いでいることを示しており、森林の環境浄化機能が科学的に証明されたことになります。
なお、鉛の蓄積にともなう森林の動植物への影響や、将来における森林土壌表層における鉛の挙動などについても今後研究を進める予定です..
このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。
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