ID 5154
登録日 2007年 10月28日
タイトル
十和田のブナが巨木日本一に認定(
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/57648.html
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元urltop:
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写真:
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環境省の委託を受けて全国の巨木を調査している全国巨樹・巨木林の会巨樹調査員の高橋弘さん(47)が二十七、二十八の両日、十和田市や深浦町など県内数カ所で現地調査を実施。各地の巨木の幹回り
などを計測した結果、同市のブナを「一本木(単幹)としては日本一」、同市のシナノキを「国内二番目の大きさ」とそれぞれ認定した。
高橋さんは東京・奥多摩町の「森林館」で解説員を務めるかたわら、環境省の委託事業調査員として全国各地を飛び回っている。今回は十和田市在住の全国巨樹・巨木林の会会員・高渕英夫さん(55)の依頼で来県。地
上一・三メートル地点の幹回りなどを計測した。
このうち、八月に高渕さんが同市奥瀬惣辺の山中で発見したブナの一本木の幹回りは六・〇一メートルあり、国内最大とされていた福島県北塩原村の一本木(幹回り五・八メートル)を抜き日本一となった。
また、同市奥瀬蔦の通称「松森沢」では国内最大級のシナノキを二本確認。幹回りは八・五四メートル(国内第二位)と七・二九メートル(同七位)だった。
調査を終えた高橋さんは「幹回りが六メートルを超えるブナの一本木はこれまで見たことがなく、驚異の大きさ。白神山地ではなく十和田で見つかったことに意義があるのではないか」と説明。日本一とされる深浦町北
金ケ沢の大イチョウについても触れ、「国内では突出して大きく、現時点で把握している中では世界一大きいと言える」と自説を述べていた..