ID　5148

登録日　2007年 10月27日

タイトル

未来の森 育てよう 白山の児童ら枝打ち体験

新聞名

北陸中日新聞

元URL.

http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20071028/CK2007102802059983.html

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写真:

　

白山一帯の豊かな森林資源の貴さを子どもたちに知ってもらおうと、特定非営利活動法人（ＮＰＯ法人）「ボランティアサービス石川」は二十七日、「白山森づくり学校」（北陸中日新聞など後援）を開設した。初 日は市内の児童を対象に白山市相滝町の杉林で枝打ち体験などをした。
　森林の果たす役割を学び、木々を守るための活動を体験することで、次代の森の担い手を育てていくのが狙い。本年度の石川森林環境基金補助事業に採択された。
　この日は松任小、鳥越小の四年生以上二十一人と、支援者として翠星高生徒十人が参加。白山市五十谷町の県天然記念物「五十谷の大スギ」を見学し、市内の樹木医で森林インストラクターの松枝章さんから説明を受 けた。
　枝打ち体験で児童は、かが森林組合白山支所長の大田謙一さんから、杉林の成り立ちや優れた建材を得るための枝打ちの必要性を学んだ。同支所職員らの指導で、低い位置にある枝をのこぎりで切り落とした。
　松任小六年の加志畑孝仁君は「自然に触れて、自然の大切さがよく分かった。木がなくなると酸素がなくなってしまう」と感想を話した。
　このほか、県林業試験場の展示室や吉野木滑地区の特産品ナメコの栽培場見学などもした。同学校は年度内にあと二回開く。