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洗足で
新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20071020/CK2007102002057746.html
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元urltop:
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写真:
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本格的な秋を前に、目黒区が業者に委託して洗足商店街のイチョウ並木を剪定(せんてい)した。区は「落ち葉で歩行者が滑らないようにするため」と言うが、「洗足いちょう通り」と呼ばれる商店街だけに、商
店や住民からは“無粋”な配慮に不満の声も上がっている。
区によると、東急洗足駅を挟んだ通り約四百メートルには両側に七十七本のイチョウが植えられている。ここ数年、落ち葉でバイクや歩行者が滑ったとの苦情が入ってから、慌てて剪定にかかっていた。今年は信号を
隠すほど枝が伸びたこともあり、苦情が入る前に対処しようと、例年より一カ月ほど早い十七日から始めた。例年なら落葉後の剪定が、黄変前に早まった。
イチョウの葉はまだほとんどが緑色で、近くの女性は「ひどい。『いちょう通り』という名前なのに、せめて色づいてからにしてほしい」と怒る。十八日夜にあった区民と区長の懇談会でも、男性が「これからの季節、楽し
みにしていたのに…」と不満を漏らすなど、話題に上った。
地元商店の中には「落ち葉の掃除が大変なので助かる」という声もあるが、洗足商店街振興組合の上原晃道理事長は「イチョウ並木は商店街の看板なので、区には黄変期は避けてと要望していた」と戸惑いを見せる。
中沢英作・区みどりと公園課長は「通行の安全を確保しようと先手を打ったつもりだったが、反省している。来年は剪定時期を考えたい」と話している。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。
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