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ID 5005
登録日 2007年 10月16日
タイトル
「御柱の森」もシカの食害 下諏訪の東俣国有林
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新聞名
信濃毎日新聞
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元URL.
http://www.shinmai.co.jp/news/20071016/KT071015FTI090007000022.htm
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元urltop:
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写真:
 
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諏訪大社下社(諏訪郡下諏訪町)の御柱祭で使うモミの木が育つ東俣国有林(同)で、シカによる食害が目立ち始めている。表皮をぐるりと食べられた目通り周囲2-3メートルほどの大木もある。皮がむかれ た木は枯れる可能性もあるという。御柱に適した大木が少ない中での新たな受難に関係者は頭を痛めている。
 表皮をむかれたモミの木が見つかったのは、下部を県道八島高原線が通る急斜面。幹の高さ1・8メートルほどの部分から下の皮がむかれ、根の表面も削り取られている。むかれた部分にシカが角や歯で付けたとみられ る筋がはっきり見え、近くにはふんも転がる。同様の木がモミだけで10メートル余の間隔で数本あるのが確認され、カラマツやヒノキも表皮が食べられている。
 モミの木の植樹などに取り組む「御柱の森づくり協議会」顧問の宮坂源吉さん(59)は「小さな木が食われることはこれまでもあったが、御柱として使えるような木がむかれることはなかった。ショックだ」と、木を見上げ ながら話した。
 次回2010年の御柱祭に向けては、8本のモミの御用材を選ぶ仮見立てが5月に行われたが、これらの木の被害は確認されていないという。
 東俣国有林を管理する南信森林管理署下諏訪森林事務所(同)の担当者によると、「ふんの数や目に見えるシカの頭数が3年ほど前に比べ明らかに増え、食害も多くなっている」。町産業観光課の調査でも、ニホンジカ 、カモシカの食害で10年生以下の木が被害を受けた面積(国、県有林を除く)は、04年度が7・2ヘクタールだったのに対し、05年度が13・2ヘクタール、06年度は19・8ヘクタールと増加傾向だ。
 同協議会は9月中旬、樹木医らと現地を視察。木を保護するための薬を取り寄せたり、役員が試験的に網を幹に巻いたりしている。今月21日には構成団体の「御柱用材を育(はぐく)む会」とともに周辺の被害実態調査 を進め、被害木には薬を塗布する予定だ。
 同協議会長の中村政道さん(60)は「シカの駆除もお願いして、御柱祭のために被害を最小限度に抑えたい」としている..

このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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