ID 4558
登録日 2007年 8月25日
タイトル
糺の森の魅力を図鑑に 賀茂文化研 区画ごとに植生紹介
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007082500060&genre=J1&area=K1D
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元urltop:
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写真:
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国の史跡・糺の森(京都市左京区、下鴨神社)の自然観察図鑑を賀茂文化研究会が作った。樹木の個体を紹介するのではなく、区画ごとに写真を撮って木の種類を紹介。その場に行けば、どこにどのような木
があるのかすぐに分かる。平安時代以前の原生樹林の植生を残す糺の森の魅力がぐっと身近になりそう。
研究会の勝矢淳雄・京都産業大教授(65)=地域環境学=が同大学付属高(上京区)で生物を教える米澤信道教諭(58)の協力を得て作った。賀茂文化研究会は上賀茂神社(北区)の地元の人らでつくり、旧社家の景観や
伝統文化を守る活動を続けてきた。今回は下鴨神社にも活動範囲を広げた。
自然観察図鑑はA4判、37ページ。御蔭通沿いの参道入り口から楼門までの19カ所を紹介している。各地点で写真を撮り、画面の木に番号を振って、ケヤキやエノキ、ムクノキ…と名前を書いた。写真と同じ位置に立
つと木の種類が一目で分かる。葉の実物大の写真や森にすむセミの説明も付けている。
勝矢教授は「植物は私の研究対象ではなかったが、素人だからこそ、このような発想ができた。森の魅力を知ってほしい」と話す。
下鴨神社で販売する。問い合わせは同神社TEL075(781)0010..