ID 4453
登録日 2007年 8月11日
タイトル
奈良大と立命館大、共同で所蔵版木をデータ化
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://osaka.yomiuri.co.jp/edu_news/20070811kk01.htm
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元urltop:
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写真:
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奈良大(奈良市)は10日、立命館大(京都市)と共同で、2010年までに俳人松尾芭蕉の「奥の細道」など奈良大所蔵などの版木約4000枚をデータベース化すると発表した。情報の共有化やデータの保存が
目的。完成後はインターネットでの一般公開も検討している。
奈良大は、版木の研究を進める永井一彰・奈良大教授(近世国文学)が、古書店「竹苞(ちくほう)書楼」(京都市)などから購入した江戸時代初期から大正時代までの随筆、紀行文、滑稽(こっけい)本、浮世絵などの版木
を所蔵。与謝蕪村の挿絵を収録した畠中観斎の詩集「勢多唐巴詩(せたのからはし)」、西行法師の歌集を注釈した「山家集抄(さんかしゅうしょう)」などがある。
データベース化は、立命館大アートリサーチセンターが技術協力。木目が確認できる高画質の画像を、デジタルカメラで、版木1枚あたり裏表各約20枚写真を撮影、一部は3D撮影で立体的にデータを保存する。
永井教授は「版木は原則一つで、情報の共有化が大きな課題だった。データベース化で、版木の研究や議論が活発化すれば」と期待している..