ID 4336
登録日 2007年 7月27日
タイトル
桜並木、皆で手当てを 旭川河川敷で樹木医が公開治療
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新聞名
山陽新聞
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元URL.
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2007/07/27/2007072708453284004.html
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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植樹から半世紀を迎えた岡山市・旭川河川敷の桜並木を後世に残そうと、「守る会」の設立準備を進める岡山商工会議所は26日、元後楽園事務所長で樹木医の山本利幸さん(76)=同市徳吉町=を招き、現
地でソメイヨシノの「外科治療」を一般公開。市民らにシンボル保全に向け協力を求めた。
桜は1957年、当時の三木行治岡山県知事や住民らが同市浜―小橋町間の約1・3キロ間に植樹。現在177本が残り、樹勢の衰えが深刻化している。
現地には、国土交通省岡山河川事務所、県などの関係者、町内会役員ら約60人が参加。同会議所の岡崎彬会頭が「このままでは桜並木は数年で枯れてしまう。手当てを施し、官民あげて岡山の代表的景観を守ってい
きたい」と呼び掛けた。
山本さんは桜並木の現状を「サルノコシカケなどの病菌が枝から入り込み、幹が空洞化したものが多い。枝も過密状態で衰弱の原因になっている」と説明。実際に腐朽した1本の幹の表面を削り取った後、アシなどを材
料とする「ピートモス」と呼ばれる植物繊維を埋め込むと、「3年で幹や樹皮が再生、樹勢や花の色も回復する」と見通しを述べた。
守る会は9月にも設立総会を開き、11月の治療開始を目指している..