ID 4242
登録日 2007年 7月10日
タイトル
五色桜に魅せられて
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新聞名
足立よみうり新聞
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元URL.
http://www.ayomi.co.jp/kiji/200707/200707kiji/009.htm
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元urltop:
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写真:
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8日、「江北村の歴史を伝える会」(浅香孝子会長)が、五色桜をめぐる調査研究の発表を都市農業公園で行った。
この調査研究は、来春刊行予定の『江北の五色桜ー荒川堤の桜ガイドブック』に掲載される。
高澤明さんは今春の観桜会や日頃の活動のようすをビデオ上映。八木正治さんは五色桜の主な品種について説明。清水一夫さんは今春、会員有志で「荒川堤」に縁のある五色桜の植生地を北海道から浜松まで抽出し
て巡った記録を発表。また、宮澤賢治を研究する宮沢俊司さんは当地に五色櫻を見物にきた賢治が詠んだ短歌4首と荒川堤を詠んだ3首を発表した。大久保美智子さんは今春、海を渡った江北の桜をたずねアメリカへ。
その帰朝報告をした。
聴講した約50人は、それぞれに含蓄がある五色桜にまつわるレポートを興味深く聴き入った。
木村繁さんが編集の会報『五色桜便り』も創刊。ここには、江北村の五色桜の貢献者である清水謙吾、船津静作両翁の貴重な資料も掲載されている。
浅香会長は「五色桜についてなんの知識もなかった会員たちが、花を楽しみつつ、それぞれの得意を生かし、住民の目で調査研究する姿に心を打たれています。もうストップがきかないくらいに、みなさんが五色桜にの
めりこんでいます。五色桜を知ることは郷土の歴史をたどることにつながります。これまで五色桜についてきちんと記録した文献や書物もないようなので、足立まちづくりトラストの助成を受けて、私たちの手で来春刊行
することを第一の活動として進めています。近くを走る日暮里舎人ライナー開業の2月に間に合わせたいですね」と話す..