ID 4728
登録日 2007年 9月16日
タイトル
天然記念物のイチョウ落雷で一部除去へ 鳥栖
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新聞名
佐賀新聞
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元URL.
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&blockId=639740&newsMode=article
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元urltop:
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写真:
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鳥栖市田代上町、西清寺(梁井信寿住職)で15日夕、境内にあるイチョウの木が落雷に遭い、空洞になっている幹の中が燃え続け16日朝まで消火作業が行われた。また、倒壊の恐れがあるため、幹の途中
から切除することになった。
イチョウは高さ32メートルで、根元の幹周り約6メートル。樹齢450年といわれる雌木。1974年には鳥栖市の天然記念物の指定を受け、県の名木百選にもなっている。落雷の被害は初めてという。
梁井住職は「カチーンという音で、離れたところに落ちた感じだった。家族が外に出たら、イチョウから煙が出ていた」と話す。枝幹が出たところから根元近くまでひびが入っていた。
同日は枝を落として幹にかかる重さを軽くした後、クレーンを使って消防隊員が幹の空洞に放水し、燃え残った火を消し止めた。仮に倒れても隣家に被害が出ないように、3分の1から半分程度を切除する予定。作業は
17日に実施する。
梁井住職は「イチョウの大木は多いが、真っ直ぐ伸びた木は珍しい。安全第一だが、なるべく半分は残したい」と話していた..