ID 4262
登録日 2007年 7月13日
タイトル
新潟市の名物桜を緊急手術
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新聞名
新潟日報
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元URL.
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=2&newsNo=1120
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元urltop:
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写真:
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はしごに登り、キノコが発生した部分を削り取る佐藤樹木医=12日、新潟市中央区学校町通2
新潟市の名物桜を緊急手術
新潟市中心部で最も早く咲く桜の一つとして知られる、新潟大医歯学総合病院(同市中央区)そばのソメイヨシノに、木を腐らせるキノコが発生したため12日、「緊急手術」が行われた。キノコは切除され、治療はひとまず
成功した。
キノコは、弱ったり腐ったりした木に繁殖し、枯らす要因となるアラゲカワラタケ。
国道116号学校町交差点改良事業に伴い、2005年に移植された桜4本のうちの1本に発生。今月3日の定期検診の際、日本樹木医会県支部長の佐藤賢一樹木医が発見した。
調査の結果、枝1本に1メートル45センチにわたり、直径最大約8センチのアラゲカワラタケが生えているのが確認された。さらに、同じく木を腐らすスエヒロタケも見つかり、佐藤樹木医が1時間ほどをかけ、慎重に樹
皮ごと削り取った。
その後、殺菌剤で消毒。後日、枝が乾いた状態で樹脂コーティングを施す。治療を受けた桜は、西日を直接受ける位置に植えられているため、枝が弱り、風で運ばれてきたキノコの胞子が付着した可能性が高いという
。
佐藤樹木医は「早い段階で処置でき、胞子の飛散を最小限に食い止められたのではないか。1年ぐらい様子を見ながら、治療を続けたい」と話している..