ID 344
登録日 2006年 2月21日
タイトル
弘前公園で桜の剪定スタート
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新聞名
陸奥新報
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元URL.
http://www.mutusinpou.co.jp/news/06022106.html
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元urltop:
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写真:
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有数の桜の名所として全国に知られる弘前公園で二十日、桜の剪定(せんてい)作業がスタートし、青空の下で不必要な枝を慎重に落としていった。今年の桜は一つの花芽から出るつぼみの数が例年より一
割ほど多く、春には近年で最高の花が楽しめそうだという。
作業は弘前市公園緑地課の職員約二十五人で、二の丸から開始。桜は日光の当たり方が成長に影響するため、枯れた枝や夏までに枯れるとみられる枝を落とすとともに、すべての枝に均等に日光が当たるよう気を付
けながら作業を進めている。
園内にはソメイヨシノを中心に約二千六百本の桜があるが、剪定作業は一日当たり七十―八十本が限界のため、三月いっぱいまで続けられる。
今年の桜について、樹木医の小林勝主幹は「花芽一つ当たりのつぼみは昨年平均四個だったが、今年は四・三個と近年になく多い」とボリュームのある花に期待する。
開花時期は「今後の気温次第」としながらも、園内の積雪は現在九七センチと、昨年同日の一一〇センチを十センチ余り下回っており「花芽が動き始めた程度で昨年とほぼ同じペースだが、雪も少なめで開花は若干早
まるのではないか」とみている。
一方、今冬も大雪に見舞われたが、気温が低い日が多く雪が軽かったことが幸いし、太い枝が折れた桜はわずか二本と被害は軽微で済んでいる..