ID 4032
登録日 2007年 6月 7日
タイトル
小学校で桜の木を原木にしたナメコ作り
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://www.asahi.com/food/news/TKY200706070283.html
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元urltop:
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写真:
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小浜市竹長、宮川小学校の高学年が、校庭拡張でやむなく伐採した桜の木を原木にしたナメコ作りに取り組んだ。春の花見や休み時間の木登りで親しんできた15本の桜。児童たちは桜が新たな「いのち」を生
み出す日を楽しみにしている。
「種コマ」打ちの穴開けをする児童。指導するのが中川儀彦さん=小浜市竹長の宮川小で
桜は校庭南東のフェンス沿いに、30年ほど前に植えられたという。校庭は手狭で、1周200メートルのトラックがとれなかった。そこで、地元の宮川地区がグラウンド整備委員会(垣本正直委員長)を発足。土地改良事
業に合わせて約3000平方メートル分を運動場として提供し、04年度から市教委が整備を進めてきた。
校庭拡張には桜が障害になった。素人による植え替えは難しく、同小は昨年12月、地元の人たち約20人の協力で伐採に踏み切った。
ナメコ作りは5月中旬、4~6年生23人が総合的な学習の時間を活用して取り組んだ。給食に野菜を供給する「宮川百笑クラブ」代表の中川儀彦さん(62)が指導を買って出た。保存してあった桜の原木(直径15~35
センチ)約70本に、ドリルで20~30本の穴を開け、木づちや金づちでナメコの「種コマ」を打ち込む作業をした。
6年の清水直哉君(12)は「桜が切られた時は寂しかったが、ナメコ作りに生かせてよかった。出来るころには卒業しているけど、また見に来たい」と話した..