ID 4018
登録日 2007年 6月 6日
タイトル
氷見はヤブツバキの宝庫 地元愛好会が巨木250本確認
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新聞名
北國新聞
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元URL.
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20070606201.htm
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元urltop:
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写真:
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ヤブツバキの宝庫といわれる氷見市内で、幹回りが一メートル以上で樹齢二百年以上と推定される巨木が二百五十本もあることが五日までに、同市の氷見ツバキ愛好会(水上俊正会長)の調査で分かった。
愛好会は一九九二(平成四)年から調査を始め、二〇〇四年までに百五十三本の巨木を確認していたが、その後、新たに九十七本が判明した。愛好会では、氷見が全国有数のヤブツバキの自生地であることを広く発信
していきたいとしている。
愛好会は〇四年以降、市北部の灘浦地区を中心に巨木の調査を続けてきた。地域別では白川の十九本をはじめ、中田、下久津呂が各八本、論田が七本などとなっている。中でも、論田の寺院では八本の株立ちで幹回
りが三メートル、推定樹齢六百年の巨木が見つかったほか、白川の墓地では幹回り一・九メートル、推定樹齢三百五十年の木が確認された。
氷見市内のヤブツバキについては、水上会長(79)が九二年に調査に乗り出した。これまでに、日本ツバキ協会(東京)から老谷の大ツバキ(幹回り三・八七メートル、推定樹齢七百年)が日本一の幹回りであるとの認定
を受けて会報で紹介したほか、愛好会の調査で市天然記念物に指定されたヤブツバキもある。現在は、会員の丸山志郎さん(54)らが水上会長の調査を引き継いでいる。
水上会長は「市内にはまだまだヤブツバキの巨木があると思う。今後も調査を続け、愛好会が発行した冊子の内容を改訂、充実させていきたい」と話している..