ID 3946
登録日 2007年 5月30日
タイトル
ブナ林 鮮やか新緑 大野・平家平
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新聞名
福井新聞
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元URL.
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news3/article.php?storyid=133
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元urltop:
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写真:
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大野市巣原の平家平に広がるブナ林の新緑が鮮やかだ。柔らかな木漏れ日、木々のざわめきが入山者を優しく出迎えている。
平家平はかつて、平家の落人が集落を築いたといわれる。市街地から国道157号を南西に約30キロ走った真名川上流、標高620―1、240メートルに位置する。
市が設置している車止めのゲートから約30分歩いたところに、静寂の空間が広がる。柔らかな日差しが降り注ぎ、ブナの葉1枚1枚が輝いている。
ブナ林を含む196ヘクタールは、市が自然保護を目的に1996年に購入。一帯は約1万本のブナの木が密集しているほか、緑のじゅうたんを敷き詰めたようにオウレンが群生している。
近くには樹齢400年を超す市天然記念物のトチノキが風格をたたえ、木々の根元にはコケが広がる。豊かな自然が息づくこの地は、近年ハイカーの人気を集めている..