ID 3944
登録日 2007年 5月30日
タイトル
ハンカチツリー、涼しげな姿も今年は1本?
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新聞名
陸奥新報
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元URL.
http://www.mutusinpou.co.jp/news/07053006.html
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元urltop:
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写真:
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弘前公園の弘前城植物園で、初夏の陽気に涼を運ぶハンカチツリーが見ごろを迎えた。ただ、園内に10本ほどある木のうち、今年“ハンカチ”が見られるのは最も大きな1本だけ。青空が広がり平年並みの2
0・8度まで気温が上がった29日は、その1本が人気を独り占めした。今週いっぱいが見ごろとなりそうだ。
ハンカチツリーは中国南西部原産の落葉高木で、乳白色の苞(ほう)がハンカチのように見えることから名付けられ、同植物園でもさわやかな姿が人気となっている。ところが今年は苞を付けた木はわずか1本だけで、
ほかの木は青々とした葉が茂っている。
弘前市公園緑地課では「10年ほど前に苗木で植えたもので木が若いことから、まだ安定していないのだろう」とみる。唯一の木も下枝には花芽がなく、見応えは例年よりやや劣る。
かつてカラスのいたずらで被害を受けたことがあったため、今年はテグスを張るなど早めに手を打ってきただけに、関係者も残念そう。訪れた市民らも「木が小さいのでこれから咲くのかな」などと心配そうに見詰めて
いた。
一方、ハンカチツリーと並んで人気の「ヒトツバタゴ(別名ナンジャモンジャの木)」も今年は外れ年。これも木が若いことが原因のようだ。ただ園内はボタンやフジなどが見ごろに入り、ハンカチツリーなどの“穴”を埋め
ようと鮮やかに咲き誇っている..