ID　3935

登録日　2007年 5月29日

タイトル

ハグマノキ（白熊の木）

新聞名

オーマイニュース

元URL.

http://www.ohmynews.co.jp/news/20070528/11538

元urltop:

-リンク切れ-

写真:

　

不思議発見！　５月２１日に掲載されたブラシノキと並んで珍しいハグマノキが、今、花をつけています。
　 　写真は近くの植木屋さんの畑にある木です。道路から見ると霞がかかったように見えますが、これが花です。逆光で見ると紫色を帯びた小花のかたまりが、羽毛のように浮き上がって見えます。５月から７月にかけて開 花します。　 ハグマノキ　霞のように見えますが、これが花です（２００７年５月１８日、川崎市宮前区で）（撮影：矢山禎昭） 　白熊（はぐま）に似ていることから「ハグマの木」と呼びます。秋には雄花柄が糸のように伸びて羽毛のように枝先をおおったまま冬まで残ります。ちょっと離れてみると灰色の煙りのように見えます。英名はスモークブッ シュ（Smokebush）、日本でもスモークツリー、あるいはケムリノキ（煙の木）と呼びます。また、カスミノキ（霞の木）ともいいます。　 ハグマノキ　小花のかたまりが羽毛のような花序をつくります（撮影：矢山禎昭） ハグマノキ　花は綿菓子のようです（２００７年５月２２日）（撮影：矢山禎昭） 　ウルシ科の落葉樹で、高さは３～５メートルほどになり、中国や欧州の南部に自生する珍しい花木です。
　 　冬、裸木に見せる葉痕と冬芽はユニークな形を見せます。暑さ、寒さにも強く栽培しやすいので、最近では日本でも鉢植えとしても人気が出ているそうです。　 （注）白熊（はぐま）＝ヤクの尾の毛。旗、槍、兜などの装飾用。黒いのを黒熊（こぐま）、赤く染めたものを赤熊（しゃくま）という。（「広辞苑」より）