ID 3792
登録日 2007年 5月14日
タイトル
鹿県庁の壁面にど根性アコウ/
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新聞名
南日本新聞
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元URL.
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=4414
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元urltop:
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写真:
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鹿児島市の鹿児島県庁南側の地下車路壁面に、アコウが育っている。地面から約3メートルの高さで、コンクリートの継ぎ目から緑の葉を広げる“ど根性”ぶり。屋外の喫煙コーナーから、のぞける場所にあり、
最近何かと肩身が狭い喫煙者たちをそっと見守っている?
近辺の木から鳥が種を運んだとみられる。長さ30センチほどに育った幹には6枚の葉が茂り、分かれた枝に小さな葉も顔を出している。壁の溝に沿って2メートルほどの気根をまっすぐに下ろす。
「大きくなる姿に励まされる」と県教育委員会総務福利課の牧浩寿さん(47)。2月ごろに双葉に気付き、以来、一服のたびに観察を続けてきた。「日は当たるが、水だけでよく頑張っている。小さな緑に癒やされてきた。
ただ、さすがに夏場は持たないのでは」と行く末を案じる。
一方、“絞め殺しの木”といわれるアコウだけに壁面への影響も心配される。県財産管理課庁舎管理係の熊迫拓男主事(29)は「担当になって3年だが、壁から芽吹いたのは初めて。このまま育つのは難しいのではない
か。専門家の意見を聞き移植などを考えたい」と話した..