ID 3484
登録日 2007年 4月12日
タイトル
「点と線」ゆかりの桜の木保存を…清張ファンが西鉄に要望
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_07041205.htm
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元urltop:
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写真:
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松本清張の推理小説「点と線」(1958年)に登場する旧西鉄香椎駅(福岡市東区)敷地内にある桜の木の保存を求め、清張ファンでつくる「清張の会」(北九州市、木崎博会長)は11日、福岡市と西日本鉄道
(本社・福岡市)に対し、桜の移植などを申し入れた。
旧西鉄香椎駅は、「点と線」で殺された女と犯人の男が降り立つ駅として登場する。区画整理に伴う高架化により、旧駅舎は取り壊され、旧駅舎横の桜だけが残っているが、移植か伐採される予定だという。
同会は「香椎地区で、『点と線』の時代の姿をとどめているのは、旧駅舎の桜の木のみになった」として、旧駅近くへの移植を要請。同時に桜の近くに「点と線」の記念碑の設置も求めている。
この日は、メンバー5人が市役所、西鉄本社を訪れ保存を要請。桜を所有している西鉄鉄道事業本部の前田智之開発課長は「移植するという方向で検討していきたい」と述べ、市側も「西鉄との協議を進めながら前向き
に検討していきたい」とした。
同会の上田喜久雄事務局長は「清張ファンだけでなく地元の人も応援してくれている。桜は香椎にとって重要な宝物。なんとしてでも残していただきたい」と話している..