ID 3474
登録日 2007年 4月11日
タイトル
松江城山のなんじゃもんじゃ里帰り
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新聞名
山陰中央新報
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元URL.
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=357953004
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元urltop:
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写真:
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戦前に韓国から持ち帰られ、松江市の松江城山公園に植栽された珍木・なんじゃもんじゃの苗木が十一日、六十七年ぶりに韓国に里帰りして、現地の学校に植樹された。関係者は、日韓交流の懸け橋としての
役目を果たすことを期待する。
なんじゃもんじゃは、東アジアの限られた地域に分布。松江城山へは、戦前から韓国・光州で育林業務に携わった松江市出身の故杉坂治さんが一九四〇年に苗木を持ち帰り、植樹された。現在、二十九本が残っている。
里帰りを企画したのは、教員でつくる島根県国際理解教育研究会韓国部会と、なんじゃもんじゃの愛護活動に取り組む松江洞陀羅会(木幡修介会長)。松江城山の木のルーツになる地に贈ろうと、苗木を育成した。
植樹地の選定には、松江市を訪れたことがある韓国・光州市の画家の仲介で、光州郊外の咸平(ハムピョン)の養護学校・咸平永和学校に決定。三、四年生の苗木十本を航空便で送り、植物検疫を経て植樹された。
寄贈に合わせて両団体は「韓国ゆかりの地探訪ツアー」を企画。五月三日から二泊三日の日程で十人が参加し、学校を訪れて記念のプレートを取り付け、学校関係者と交流。なんじゃもんじゃ並木道なども訪ねる。
同部会長の錦織明松江市立城北小校長は「竹島問題で日韓関係はギクシャクしているが、民間交流が改善に役立てば幸い。なんじゃもんじゃにまつわる韓国の民話を冊子にまとめ、教育現場で生かしたい」と話してい
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