ID 3450
登録日 2007年 4月 9日
タイトル
樹齢200年以上のヤマザクラ「義宗桜」が樹勢回復
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新聞名
四国新聞
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元URL.
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/article.aspx?id=20070409000348
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元urltop:
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写真:
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2005年に回復処置を受けていた香川県三豊市財田町財田中にある樹齢200年以上のヤマザクラが、見ごろを迎えている。地元の住民らは「昨年よりさらに花が増えてうれしい限り。今後もますます大事に
していきたい」と笑顔を見せている。見ごろは今週いっぱい。
このヤマザクラは、根元の幹回りが約5メートルで、樹高は約20メートル。本篠城の城跡で、城主だった財田左兵衛頭(さいたさひょうえのかみ)義宗の墓と伝えられる五輪塔の近くにあることから、通称「義宗桜」と呼ば
れている。
かつては満開の花をつけていたが、周辺の竹林が増殖し日光を遮った影響や、2004年の台風禍で枝が折れるなどし、徐々に樹勢が衰退。「このまま枯れてしまうのでは」と地元住民から心配する声が上がったため、
樹木の研究などをしている県緑サポーター会(香西謙二会長)や地元有志が中心となって竹の伐採や傷んだ枝の補修などを行った。
見ごろを迎えた義宗桜は、ソメイヨシノほどの華やかさはないものの薄いピンクの花びらをつけ、周りを囲む深い緑に映えている。当時、回復処置を行った香西会長は「日陰の多さが問題だっただけで、木の力は今でも
十分にある。地元住民が協力して周辺の環境を守っていけば、来年以降もさらに花をつけるのでは」と話している..