ID 3428
登録日 2007年 4月 8日
タイトル
白い山桜3本に命名 後世に保存 大月町
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新聞名
高知新聞
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元URL.
http://www.kochinews.co.jp/0704/070407headline07.htm
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元urltop:
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写真:
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幡多郡大月町で植栽を通じた環境美化を進める「四万十かいどう推進協議会大月支部」(安田広支部長)は、町内3カ所に自生する白い山桜を「月光桜」(同町弘見)などと命名し、保存活動を展開している。
7日には「月光桜」を囲んで初の夜桜コンサートが開かれる。
ほかの2カ所は、「姉妹桜」(清王)と「月灘さんご桜」(才角)。一般的な山桜は薄いピンクの花と赤っぽい葉が特徴。一方、3カ所の桜は花びら全体が白くて光沢を帯び、葉も黄緑色だ。
同支部によると、「高知県の植生と植物相」などの文献に、土佐清水市から大月町の海岸沿いに白い山桜が自生▽梨の花のように真っ白な桜が大堂海岸から沖の島に自生―という記載がある。「月光桜」などはこの桜
ではないかとみられるが、はっきりした品種は分かっていない。
牧野植物園の稲垣典年さんは「山桜の変異種であるツクシザクラに近いのでは。新種かどうかは学問的調査が必要だ」としている。
3カ所の桜は、高さ13―18・5メートル、幹回り3―5・4メートルの巨木。同支部や地元住民ら約150人は3年前から、周囲の竹や雑木などを徐々に伐採。巨樹の全容が見えるようにするとともに、挿し木で増やす計画
も進めている。
弘見の長沢地区にある「月光桜」を囲んでの夜桜コンサートは、午後5時半から。大月赤太鼓、愛媛大学楽友会などが演奏する。駐車場は旧弘見中学校。会場までの約500メートルの道はろうそくでライトアップし、幻想
的な雰囲気を醸し出す。商工会青年部による出店も予定している。問い合わせは町商工会(0880・73・0135)..