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ID 3405
登録日 2007年 4月 5日
タイトル
育て!名木の後継木
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新聞名
世界日報
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元URL.
http://www.worldtimes.co.jp/col/every/ev070405.html
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元urltop:
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写真:
 
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植栽される若木をバックに、報道陣の取材を受けるのは、森永寿久さん(写真)。金沢城・兼六園管理事務所の所長である。
 国の特別名勝・兼六園(金沢市)で、松くい虫被害を受けて伐採された名木「乙葉(おとは)松」の後継木の植え付け作業を見守りながら胸中を語った。
 乙葉松は園内でも三名松に数えられ、四本の幹がちょうど錨(いかり)のように根元から枝を広げていた。加賀藩十三代藩主斉泰(なりやす)に仕えていた侍女の乙葉が、盆栽で仕立てていた松を主君に献上したと伝わ り、樹齢二百年余といわれていた。
 ところが四年前、松くい虫が発見されたため、四本の幹のうち一本を残して伐採する”荒療治”を施した。しかし、そのかいなく樹勢が年々衰弱し枯死状態となり、とうとう昨年七月に伐採されてしまった。
 後継木は、初代のクローンで、アカマツに接ぎ木して約二十年間育ててきた。兼六園では昭和四十年代に入り、庭師らが園内の名木の後継木の育成に取り組んできた。管理事務所脇の庭には、「根上松」や「唐崎松」な ど兼六園を代表する名木の後継木が育っている。
 乙葉松の後継木も、初代が枯れるのをある程度想定した試みだった。長生きすれば当然”お役御免”となり、園内以外の場所で乙葉松二世として脚光を浴びたかもしれなかった。
 皮肉にも、今回は先人たちの努力が、日の目を見ることとなった。
 若木は樹高が五・五メートルあり、初代同様、根元から四本に株立ちさせている。枝の剪定(せんてい)はほとんど行われておらず、初代の面影はまだない。
 森永所長は「初代のクローン木を植えたからといって名木にはならない。これからの育て方が大事で、庭師を中心に本格的な苦労が始まります」と。続けて「これから五十年、百年先をみて、名木と呼ばれるように育て たい。後継木の育成は、地味な仕事だが、私たち兼六園を管理する者にとっては最大の仕事です」とも。
 名木復活を懸けた息の長い取り組みが始まった..

このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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