ID 3394
登録日 2007年 4月 4日
タイトル
樹上の興奮! 智頭農林高で「ツリーイング」学ぶ
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新聞名
日本海新聞
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元URL.
http://www.nnn.co.jp/news/070404/20070404004.html
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元urltop:
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写真:
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林業にも遊び心。そこから木を大切にする心が育つ-。智頭農林高校(鳥取県智頭町智頭)の森林科学科の新3年生9人が、米国発祥の「ツリーイング」を学習や校外活動に取り入れようと先月末、2日間にわ
たって講習を受けた。木で遊ぶ、森林を守るという視点で学ぶことによって、「危険」「きつい」という林業の負のイメージを見直し、本来の魅力を引き出すのが狙い。高校の林業科で遊びを取り入れるのは全国的にも珍し
く、群馬県の高校に次いで2例目。同校では来年度の生徒募集の目玉にすることも検討している。
技術を習得すれば、どんな高さの木でも登ることができるツリーイングの講習を受ける智頭農林高森林科学科の3年生たち=鳥取県智頭町
林業従事者の高齢化などで、次世代への技術の継承が難しくなりつつある中、ツリーイングを習得することで、安全に枝打ちをする方法を学ぶとともに、作業以外の楽しみを見つけてもらおうと導入した。
同校が受けたのは「ツリーイング・ジュニアクライマー認定講座」。ツリーマスタークライミングアカデミー近畿中国ブロックの田中誉人さん(42)=兵庫県香美町=が指導した。
初日は校内の木で、ロープのセッティングや登り方、命綱ともなるロープワークの習得、安全な木の条件を理解するなどの基本を学んだ。
二日目は地元の人から借り受けた学校近くの高さ約三十五メートルのケヤキに九人が自分たちの力で登った。生徒たちはロープワークもしっかり覚え、するすると木に登って校舎や町内の景色を眺め満足していた。
岡元宏昭君(17)は「最初は難しかったが、だんだん楽しくなってきた」と笑顔で話していた。
インストラクターになるためには実績を積むのが条件。六月には鳥取砂丘こどもの国のイベントで子どもたちの補助を務めることにしている。
小林徹教諭は「林業だけではなく、いろんな形で山に入ってもらいたい。私も講習を受け、木を見る目が変わった。生徒にも資格を取らせ、世代の違う子どもたちとふれあう機会を作りたい」と意欲を燃やしている。++/
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