ID　3381

登録日　2007年 4月　3日

タイトル

樹齢１００年を越える桜に思わず溜息！

新聞名

オーマイニュース

元URL.

http://www.ohmynews.co.jp/HotIssue.aspx?news_id=000000006498

元urltop:

-リンク切れ-

写真:

　

３月３０日、家族総出で九州は福岡県まで出掛けた。出発当日の早朝まで、台風のような風雨と雷という天候で、一時はどうなることやらと案じたが、自宅を出る７時ごろには一転して晴れ間が見えるほどまで 回復。無事快適な旅となった。
　大阪の自宅から車を走らせること約８時間。４年ぶりに訪れる妻のふるさとは相変わらずのどかであった。今回の里帰りの目的は、昨年手術をし、すっかり弱々しくなってしまった妻の父を見舞うことであった。そして少 しでも元気になってもらおうと、義妹家族らと相談し、福岡県朝倉市の原鶴温泉に義父を連れて行く段取りを整えていた。
　久留米市にあるケアハウスで義父との再会を果たすと、すぐに大分自動車道を走り、宿についたのはその日の夕方６時過ぎだった。露天風呂に入り心身ともにリフレッシュ。その後、宴会場で夕食に舌鼓を打つ。義父は 娘夫婦や孫たちの楽しそうな姿を見、気分も晴れやかになったのだろう。しばし病気のことも忘れ、大変満足した様子だった。
　その夜は遅くまで、義父とトランプなどして騒ぐ子どもたちの笑い声が絶えなかった。そして、翌朝。朝食をとり、チェックアウトをすませると、中庭にある大きな一本桜の下で記念写真を全員で撮ろうということになっ た。偶然にもこの日、この「あさくら扇桜」はちょうど満開を迎えていた。数え切れないほどの枝が地面に届きそうにしなだれていて、とても優雅だ。
　樹齢１００年を超えるというその桜の晴れ姿は、まるで「まだまだ老いぼれるには早すぎますよ」と義父を元気付けているかのようでもあった。今回は大変短い滞在であったため、桜ばかりを眺めていたような気がする 。いつかまたみんなでここを訪れ、ゆっくりと庭を散策してみたい。そんなことを考えていた..

先頭 前ページ 次ページ 最後