ID 3365
登録日 2007年 4月 3日
タイトル
松川で桜の植樹
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新聞名
南信州新聞社
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元URL.
http://www.minamishinshu.co.jp/news2007/4/3n3.htm
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元urltop:
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写真:
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松川町の「片桐松川端へ桜を育てる会」(渡辺保重会長)は1日、会員をはじめ親子など約80人が参加して片桐松川の右岸一帯に4年生のエドヒガンの苗木50本余りを植え、参加した家族らが植樹作業を通
じて交流を深めた。
町のほぼ中心を東西に流れる片桐松川には、上流の「むらやま公園」から天竜川合流地点までの堤防沿いに、企業(竹村工業)や地元の愛好家などの協力ですでにソメイヨシノなど数百本以上が育ち、「桜の名所」にな
っている。
同会が桜を植樹するのは、昨年に続き2回目。この日に用意したエドヒガンの苗木は、渡辺会長が自宅の畑で自ら育てたもので、全部で51本。いずれも高さ2メートルほど成長した4年生の若木。国交省天竜川河川事
務所飯島出張所、県飯田建設事務所が床固め工事を実施した右岸。一帯の堤防沿いも、シブキヤ建設など施工業者がガレキを掘り出し、耕土入れ、支柱立てなどを行って整備した。
この日は、渡辺会長が参加者に「私たちが幼い頃、川にはアメノウオやカジカが泳ぎ、両岸はマツに覆われていた。夏にはアユも俎上し、自然が豊かだったことを記憶している。町の中央に位置するこの一帯を、皆で桜
並木をつくって多くの町民が憩える癒しの場所にしたい」とあいさつした。
その後、参加者は家族単位で堤防沿いの700メートルにわたって植樹作業を行い、決められた場所にていねいに植えていた。作業は1時間ほどかかり、最後に全員で記念撮影した。渡辺会長は「桜の植樹は、まだ緒に
ついたばかり。これからも植え続け、町民の“宝物”になるような桜並木に育て、近い将来に皆でお花見をしたい」と話していた..