ID 3221
登録日 2007年 3月24日
タイトル
地下駐輪場建設工事 住民ら反発 中京・御射山公園 「樹木残して」
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007032300129&genre=K1&area=K1C
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元urltop:
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写真:
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京都市中京区東洞院通蛸薬師の御射山(みさやま)公園の地下駐輪場の建設工事に伴い、公園が3年間閉鎖され、樹木も伐採されることが分かり、地元住民は計画や工法を見直すよう、京都市に求めている
。住民たちは「子どもの貴重な遊び場で街中のオアシス。今の公園の姿を残しつつ、工事を行ってほしい」と話している。
市は市内中心部の放置自転車対策として、同公園など3カ所に地下駐輪場を建設し、2009年度までに約2500台分の駐輪スペースを確保することを昨秋決定した。御射山公園の地下には、1270台分の駐輪場を建
設する。
3月6日、京都市は御射山公園がある日彰学区の自治会に、4月からの着工と工事の進め方を説明した。だが、地元住民は「余りに急な話で、工事の進め方も納得がいかない」と憤っている。
中でも、3年間公園が閉鎖されることと、地下を掘るために今ある樹木を切ってしまうことに強く反発。21日には、一部の住民が公園内の樹木の幹に「この木を残して」「緑の小さな空間をなくさないで」などと書いた布
を巻きつけ、公園利用者や通行人にも問題をアピールしている。
同公園は戦後に公園となり、桜やケヤキ、クスノキなど樹齢50余年の木が約20本ある。いつも、幼児連れの母親や子どもたち、休憩の会社員らでにぎわう。一方で、公園の周囲には自転車があふれかえっている。
御射山公園愛護協力会の齋藤夏樹副会長は「駐輪場の建設には賛成です。だが、子どもたちが遊べ、木が残るように、地下駐輪場の規模縮小や工事の分割などを考えてほしい」と望む。
市放置車両対策課は「地元を無視した形で工事に入ることはない。規模の縮小はできないが、公園スペースを確保しながら進められる工法も検討していきたい」としている..