ID 3067
登録日 2007年 3月15日
タイトル
校庭に桜の苗木植樹 東みよし・西庄小児童ら
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新聞名
徳島新聞
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元URL.
http://www.topics.or.jp/contents.html?m1=2&m2=&NB=CORENEWS&GI=Kennai&G=&ns=news_117393974633&v=&vm=all
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元urltop:
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写真:
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東みよし町西庄の西庄小学校と西庄幼稚園の全児童・園児十四人が、校庭に一人一株ずつ桜の苗木を植えた。過疎化が進む地域を学校から盛り上げようと、保護者らの発案で昨年開いたバザーの収益金で
苗木を購入。将来、美しい花を咲かせて地域住民が集う場になってほしいとの願いを込めた。児童らは休み時間に木を眺めるなどして開花を心待ちにしている。
西庄小学校によると、一九五〇年代に二百人以上いた児童・園児は現在十四人に減少。保護者や住民から「地域が完全に寂れる前に何かしたい」と声が上がり、二〇〇六年十月に西庄フェアを開いた。人形劇団の公演
やゲーム大会といった企画は町内外の約二百五十人でにぎわい、児童が育てたサツマイモなどの販売で約三万円の収益を上げた。
使途を話し合った教諭らが「校庭には〇五年度の卒業生二人が植えた桜が二本ある。桜を増やして花見の名所にすれば地域がにぎわうのでは」と提案。保護者の賛同も得てソメイヨシノ四株とシダレザクラ十株を購入
し、二月中旬に児童らが協力して運動場沿いの斜面に植えた。卒業生を含む十六人の名前を書いたスギ板の札も近く取り付ける。
六年の西岡諒君(12)は「きれいな花がたくさん咲いて、多くの人が西庄に集まってほしい」。六年の岡本佳子さん(11)は「十年、二十年先に木を見ながら、楽しかった思い出を振り返って、自分の成長をかみしめたい」
と期待を膨らませている。
【写真説明】地域活性化への願いを込めて運動場に桜を植えた西庄小児童ら=同校
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