ID 2991
登録日 2007年 3月10日
タイトル
「桜を育てる日」今秋設定へ 香美町の町花
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新聞名
日本海新聞
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元URL.
http://www.nnn.co.jp/news/070310/20070310010.html
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元urltop:
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写真:
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合併を機に町民の手で矢田川沿いなどに桜を植栽している兵庫県香美町は、十月の最終日曜日を基準日とする「桜を育てる日(仮称)」を設ける。植栽場所で傷んだ木の手入れや補植作業など周辺環境の
整備に汗を流すボランティアの日と位置付け、植栽にかかわった町民らに協力を求めていく。
「矢田川桜つつみ街道事業」で桜の木を植栽する町民ら=昨年10月28日、兵庫県香美町香住区小原
町民の一体感を促す新しいまちづくりのシンボル事業として、一昨年と昨年の秋に実施した「矢田川桜つつみ街道事業」の一環。矢田川をはじめとする町内主要河川沿いの桜並木作りに、二カ年で延べ千二百人の町民
が参加し、四十カ所以上にオオヤマザクラなど約千本の花の苗木を植えた。
桜は昨秋、町花に制定された。桜と言えば花が咲き誇る春のイメージが強いが、同事業の三年目以降は、植えるだけでなく生育過程を見守りながら愛情を注いでもらうことに主眼を置いており、「育てる日」として、桜の
植栽時期に最も適した秋に町民らボランティアの活動日を設けることにした。
これまでに植栽した桜が一人前になるまで、当面五年間は秋の「育てる日」を継続する方針で、それ以降は状況を見ながら春の花咲くころを基準日とする「桜の日」へ移行することも視野に入れている。
町は新年度当初予算で同事業に三十万円を計上。各植栽場所での補植中心の予算だが、新たな場所での植栽に意欲的な地域があれば「可能な限り対応したい」としている。担当課は「自分たちで植えた町花・桜を大
事にし、親しんでもらうことで、地域づくりやまちづくりに大切な町民の一体感の醸成につながれば」と期待している。
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