ID 2929
登録日 2007年 3月 2日
タイトル
別市立図書館のテーマ展示、5年間で百回目迎える
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新聞名
室蘭民報
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元URL.
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2007/03/02/20070302m_05.html
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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登別市立図書館(山田清滋館長)が1階ロビーで行っているテーマ展示が、約5年間で100回を迎えた。掲げたのはおよそ1万冊。毎回、季節や年間行事などに合わせたタイムリーなものを取り上げ、本の楽
しさや魅力を届けている。利用者からは「図書館に来る楽しみが増えた」と好評だ。
手掛けているのは主に1階児童室担当の司書、高木三千子さん、近井美香さん。2人はともに平成14年4月から勤務。高木さんは小さいころから本を読むのが好き、近井さんも子供のころは同館の移動図書「こぐま号」
利用の常連で、「小さい子に本の楽しさを伝えたい」と、勤め始めてすぐ、テーマ展示を開始した。
取り上げるのは絵本が中心だが、ミステリーなども。テーマは季節に合わせたものを選んでいるのが特徴で、バードウイークは「身近な鳥、植物」、夏は「ひたひたとこわいほん特集」、終戦に合わせた「平和の本、戦争
がなくなりますように」、敬老の日は「おじいさんならできる絵本」、バレンタインは「愛の絵本特集」といった具合。
このほか、環境問題を考えるもの、世界の名作、図書館にある雑誌、豆本、「とびだす、さわれる絵本」、新学期を前にした「ともだちえほん100選」、登別ゆかりの本など多彩。「木のおもちゃと工作の本」では、本のほ
か実際の木のおもちゃを展示、本と工作のコラボレーションといったアイデアいっぱいの試みも。「次は何かな」と楽しみにしている利用者も多い。
月数回の企画展示だが、1回に100冊ほどを並べており、この約5年間で1万冊が来館者の目に触れた計算。展示した本は貸し出しもしている。
「最初は意識していなかったんですが、途中から取りあえず100回は目指して頑張ろうと思いました」と高木さん。「私たちだけでなく、ほかの職員の皆さんに手伝っていただきながら、ここまでこられました。来られた方
も『(1つのテーマで本が)こんなにあったんだ』と驚いてくれます。励ましの言葉もいただき、楽しくやってこれました」(同)と振り返る。
ちょうど100回目となる「ロングセラーと注目の絵本作家、荒井良二、酒井駒子、長谷川義史、飛び出す絵本など」は1日から開催。作品のほか、これまでの取り組みを撮影した写真も掲げた。道立図書館から借りた飛
び出す絵本も約30冊、児童室に並べている。24日まで。
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