ID 2883
登録日 2007年 2月26日
タイトル
ヘッカニガキの大木を発見 綾町の清藤さん
.
新聞名
宮崎日日新聞
.
元URL.
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200702260106
.
元urltop:
.
写真:
.
綾町北俣、森林インストラクター清藤正弘さん(62)が、宮崎市鏡洲の山中で落葉樹ヘッカニガキの大木を発見した。清藤さんは「書籍や図鑑で見る限り、九州で一番の大きさ。白くて形がよく、そのたたずま
いは森の貴婦人のようだ」と話している。
ヘッカニガキの大木は、椿山キャンプ場付近の宮崎自然休養林内に生育している。山桜やヒノキが生い茂る斜面に、一本だけが空に向かって真っすぐに伸び、高さは25メートルほどという。地上20センチ地点の幹回
りは約166センチ。大人でも腕が回らない。
発見したのは2005年11月ごろ。前年に退職した宮崎森林管理署の委託を受けて、散策道付近の樹種を調査しているときだった。「通常5、6メートルのヘッカニガキとは明らかに大きさが違った。何の木かさえ分から
なかった」と驚いた。
すぐに九州森林インストラクター会会長の安楽行雄さん(65)=熊本市=に相談。昨年5月、2人で葉っぱや種を採取して判明した。
図鑑などで調べた限り、樹高は九州内で群を抜いて大きいという。清藤さんは「周囲の植栽状況から樹齢は100年を超えていそう。宮崎の自然の豊かさを実感する」と話す。
..